PROFILE

このブログのタイトルは「Moji-Blog もじの美貌[備忘]録」といいます。(長い…)

少しでも短くと [備忘] を取ろうかと思いましたが、これを削除してしまうと、字が間違っていると非難されそうで(そうなると悲しいので)結局取りませんでした。

私は1952年(昭和27年)生まれの65歳です。けっこういい歳のオヤジです。

中学校時代は文字に興味を持ち、そこからデザインの世界に足を踏み入れました。中学を卒業してすぐ活版印刷の文選工・植字工として職業人をスタートしました。 既に、通信教育の展覧会のレタリング(文字デザイン)部門で「奨励賞・旺文社賞」を取っており、多少の才能(?)らしきものはありましたが、すぐにはデザインの道に入りませんでした。自信も勇気もなかったのです。

● ● ●

たぶん、活版の経歴をもつ人は、もうそんなに多くないかもしれません。その意味で、自分で言うのも変ですが、私は、印刷の歴史をたどってきた、言うなれば「グーテンベルグからスティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツまで」経験してきた、貴重な生き証人かも知れません。

活版が一時代を終え手動写植機の時代に入り、初期のモリサワ写植機から経験しました。いま、パソコンですべてがデザインできてしまう、そんな環境に身を置いていると、あの時代は何だったのかと、思わずため息が出てしまいます。(このへんの件は、文字随想「無いものねだり」に少し詳しく書いています。よろしかったら…)

● ● ●

さて、本題。「文字の美貌録」と敢えて「美貌」の文字を使ったのには訳があります。

時代が移り変わり、デザインのツールが飛躍的に便利になりました。それに伴ってデザインのクオリティは、果たして上がってきているだろうかと考えると、そうも言えないのではないかという結論にならざるを得ません。

その原因は何なのだろう…。

それは、ひとえにタイポグラフィ教育の貧困さなのではないか…。そんな風に思います。ですので、文字本来のもつ表現能力や、美しさ、文字を美しく魅せるタイポグラフィの法則などを、タイプデザイナーの立場で少しでも語れたら…、それが、このブログを始めたきっかけであり、敢えて「美貌録」とした理由になっています。

私は、デザインすべてにおいて、教育は受けてきていません。皆、独学です。したがって、明確な理論を持ちあわせているわけではありません。経験則が私のすべてです。だから、私の書くことが理論に合わないこともあるかも知れません。

その時は遠慮なくご叱責をいただければ幸いと思います。

まあ、何はともあれ、書き始めましょう。

 


About

KAZ:金井 和夫
REN FONT 代表

Type Design / Typography /
Graphic Design / Editorial Design / Copy Write / Web Design

〒277-0922 千葉県柏市大島田154-23 / Oshimata 154-23 Kashiwa-shi Chiba Pref. Japan
Mobile Tel. 080-5388-8297 / Fax. & Tel. 04-7193-5725

REN FONT Official Site : https://typoren.com / e-mail : renfont@typoren.com (@を半角に置き換えてください)

Kazuo Kanai

 


Aword

1972.10
日本通信美術学園「日美展」(レタリング部門)に出品。奨励賞・旺文社賞受賞。
以後、会社での役職多忙のため出品歴なし。

2000.10
NPO法人 日本タイポグラフィ協会(以下JTA)「年鑑2001」タイプフェイス部門に初出品。
出品作品名「勢蓮明朝M」。初入選。
この作品が、のちの勢蓮明朝 8 Weights Family のルーツとなる。

2002.10
JTA「年鑑2003」タイプフェイス部門に出品。出品作品名「松葉-Light」。入選(2度目)。

2003.10
JTA「年鑑2004」タイプフェイス部門に出品。出品作品名「奔行- Regular」。入選(3度目)。

2004.10
JTA「年鑑2005」タイプフェイス部門に出品。出品作品名「和音 9 Weights Family」。入選(3年連続4度目)。
以後、Font 制作が本格化。それに伴い出品歴なし。

 

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